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artgallery MAIKA KOBAYASHIの作品集

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解なし

No solution

現在、蔵王温泉街のUNITE CAFE にて展示中。

 

販売価格 121,000円(税込) 送料別
USD $1,105.30 + Shipping Fee

詳細
サイズ:51.5 x 72.8 x 2.50 (cm)
画材:アクリル/木製パネル
制作年:2023
サイン:キャンバス前面 &キャンバス背面
フレーム:オリジナル額装有

《購入についての問い合わせ方法》
[公式LINE] lin.ee/XjAFUOE
タイトル+購入希望
[公式HP]
maika-k.com/request/
お問い合わせの種類:絵画のご依頼
内容にタイトル+購入希望

《支払い方法》※分割2回まで可能
銀行振込(前払い)
クレジットカード(Paypal)

 

◆作品解説◆

この絵の中のキャンバスにはきちんと絵を描くつもりでしたが、その構図も決めて描き進めていました。しかしながら「キャンバスの中のキャンバス」を最後まで空白にしておいた結果、何を描いたら正解なのかがわからなくなってしまいます。否、正解は私が描いた時点で決定されてしまうのです。しかしそれはまるで、設問文と式と解を全て書き連ねたホワイトボードを見つめる気持ちに似ていて、その退屈さにゾッとした。視る者が考える必要の無いその画面に「ふーん、なるほど」と思う以上に、何があるのだろう。構図美を考えた時、そこを真っ白のままにするということに計画性が無い分、やはり物足りなさや違和感があります。違和感があるのに、空白が正解のような気がする。果たして、これは失敗作なのか。それとも、理由を後からくべて燃え上がる傑作になり得るのだろうか。

こうやって自画像を描く時は、私のその時の心情が如実に反映されます。私が描きたかった「私」というのは、目の前に広がる美しい景色をそのまま写し描く私なのか、目の前の現実など無視して自分にしか見えない世界を描く私なのか、空の色を青ではなく赤に染めることで、全てに対する天の邪鬼さを表現する私なのか。どれも正解で、全てに理由があるのです。何でも描ける気がする今だからこそ、空白を愛す姿は今の私が落ち着く境地なのだろうと思います。