山形経済同友会にて講演を行なって参りました。テーマは『山形から世界へ』
1. 自己紹介 – 東京から山形へ
2. 山形に来て私自身が変わったこと – 問題の解決方法
3. 孤独で孤高なアートからソーシャルアートへ
4. 山形で形成していきたいブランディング – ウィリアムモリスという存在
5. 今後の活動について
(50分)
山形に来てからの変化というのは様々にあるのですが、その中の一つに「問題への向き合い方」においては考え方が大きく変化したと思います。互助の県民性が強い地域社会において自分の「問題」や「目標」を他者に共有することで、《解決する》という自動詞から《解決してもらう》《実現してもらう》という他動詞に変換することができる、そんなお話をさせていただきました。
そして最終的に目標として「山形のウィリアムモリスになろう」というところに帰結します。
ウィリアムモリスは、イギリスのコッツウォルズ地方にあるバイブリーという村について「英国で最も美しい村」と称え、その言葉が現在バイブリーへの観光誘致の最も力強い影響力を持っています。私もその一人でした。彼のような作風を目指したいという意味ではなく、画家として多角的に活動し、自分の作品や思想の根拠に山形という土地があり、そして他者にそのルーツを問われたときに如何に美しい言葉で山形を表現できるかということです。戦略的に創作するのではなく、これからも自由な表現者としてインスピレーションを得て世界に作品を発信し続けること、認知を上げていくことが、最終的に山形という土地を世界に発信する力になっていくのではないかと思います。
また先日の結婚&妊娠発表にも司会者の方に触れていただき、私が35歳まで想像もしていなかった「子供を産む」ということ、その価値観を変えてくれたのも紛れもなくこの素晴らしい山形という土地だともお伝えしました。
ご清聴くださったみなさまありがとうございました。
また講師に推薦くださった株式会社でん六の鈴木隆一社長、貴重な機会をありがとうございました。